2008年07月31日

藤子 F・不二雄19



「ぼくがやってきた勉強法というのは、いってみればなんということのない、ひじょうにふつうのことなのです。 ただひたすら、おもしろい小説を読み、おもしろい映画を見、おもしろい話を友だちから聞くのです。旺盛(略)な好奇心にものをいわせて、外部からいろいろと取り入れるしかありません。それはフィクションだけとはかぎりません。ノンフィクションから影響をうけたり、想像力を刺激されることもあります。とにかく、外から、どんどん摂取(略)することが大切なことなのです。 そうこうしているうちに、自分の中に、おもしろさの素のようなものがたまってきます。それをどう効果的に読者に伝えるかというテクニックは、また平凡ないい方になりますが、これはもう、ひたすらかくしかないのです。かいてかいて、とにかくかいておぼえる-そのうちに、いろいろなことがわかってくるはずです」


藤子・F・不二雄のまんが技法・藤子 F・不二雄(著)より)
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2008年07月30日

藤子 F・不二雄18



「まんがをはなれて、むかし話とか童話とかを考えてみても、何百年と語りつがれて、今でも子どもたちをひきつけるパワーのあるものがあります。心理学者などは、好んで、そのようなむかし話や童話を分析します。そこには、人間の深層心理にかかわるような、人間が生きていく上でいちばん本質的なものがあり、それを触発するような秘められた力があるのでしょう。 まんがの場合でも、読者の興味をつかむそのつかみ方が、浅いところでつかむか、もっと掘りさげた本質的な深いところでつかむかで、一般的な広がりや、時代をこえた寿命の長さが違ってくるのです」


藤子・F・不二雄のまんが技法・藤子 F・不二雄(著)より)
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藤子 F・不二雄17



「人気の高いまんががあれば、それを読んでみましょう。わかってもわからなくても、それが現在、自分にとってつまらないからといって否定するのではなくて、どういう所に人気があるのかと、その秘密を考えてみることが大切です。 そのまんがが読者の支持をえているということを素直に認めながら、自分の内部を充実させていくことが、人気まんがをかくいちばんの秘訣なのです」


藤子・F・不二雄のまんが技法・藤子 F・不二雄(著)より)
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2008年07月29日

藤子 F・不二雄16



「「まんがをかく」という作業は、情報やアイディアをいろいろと取り入れ、そしてはき出すということのくりかえしといってよいでしょう。つまり、この世の中に、純粋の創作というものはありえないのです。 けっきょく、まんがをかくということは、一言でいえば「再生産」ということになります。 かつてあった文化遺産の再生を、まんがという形でおこなっているのが「まんが家」なのです。どんどん取り込んで、どんどんはき出していくという、視野を広く持ち、柔軟な考え方をしなければなりません」


藤子・F・不二雄のまんが技法・藤子 F・不二雄(著)より)
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2008年07月26日

藤子 F・不二雄15



「「人気まんが」をかこうとする時、かき手はふつうの人でなければならない、というのがぼくの考えです。 人気があるまんがということは、大勢の読者が喜んで読んでくれたということです。つまり、そのまんがのかき手と読者とのあいだに、共感を持つ部分がたくさんあったということなのです。ひじょうにかたよったものの見方や考え方をする人は、大勢の人の共感をえることができないということはいうまでもありません。(略)しかし、ただ単に「ふつうの人」だけであったのでは、まんがはかけません。プラスアルファーとして、なにか自分だけの世界を、最低ひとつは持っているべきなのです」


藤子・F・不二雄のまんが技法・藤子 F・不二雄(著)より)
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