2008年01月05日

村上隆31



「日本人の説明は真面目一辺倒でつまらなくなりがちですが、ものを伝えることは娯楽だと割りきらなければなりません。 興味を抱かせて、楽しませて、ひきこんでゆく。 文化の違う国とビジネスをする時には「ただ、ありのままの説明」だけでは不充分です。 作品からは一つではなくいくつものセールスポイントを提供できなければなりません。ブランド化できるかどうかはそこが分かれ目だと思うのです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
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村上隆32



「戦後日本の美術の世界は「醤油くささ」の隠蔽と外国料理の模倣に明け暮れたようなものです。欧米人になりすまそうとするから、ますます評価されなくなったのでしょう。 「安易に外国におもねらなくていい。 日本人としての記憶を騙してはならない。 日本の核心となる部分だからこそ世界に普遍的な表現をあみださなければいけない」 自分のリアルな感覚を信じることを軸にしたい、と思ってきたのです。 ぼくの作品は無軌道に作られているかのように思われがちで、確かに欧米文化のいいとこどりもしていますが基本的には「ぬぐいきれない日本文化」を素材に欧米で表現しています。 日本文化を欧米に伝えるには、西洋の味の模倣をするのではなく、日本の味のまま濃くするべきなのです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
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村上隆33



「芸術家は歴史を学ぶべきなのです。 どういう作品が人々と接点が多いのか。どういう作品が人々と接点が少ないのか。 歴史を学んだら、どうなるか。人々とどういう接点を持つのかを選択していくことができます」


芸術起業論・村上隆(著)より)
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村上隆34



「芸術家がいいものを作るための近道は、偶然の幸運をいかに自分の手の中に掴むかなのですが、これはたぶん待っていてもなかなか得ることはできません。 ものごとを徹底的に追求して、必然的な要素を積み重ねて、ようやくチャンスはやってくるものなのです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
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村上隆35



「美術のルールを読み解く方法は簡単なのです。歴史を学べばいいのです。 好きな作品や好きな作家の辿ってきた系譜をしっかりと勉強するだけで、かなりのことが見えてくると思います」


芸術起業論・村上隆(著)より)
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村上隆36



「芸術で最も重要な問題は「いかに新しい表現を探しあてられるか」に尽きます。 新しい表現を探しあてた人は長く尊敬されて讃えられますが、発見に至るまでの冒険の途中には苦悶はつきものです。 この冒険の実情は日本の芸術教育の現場では伝えられていません。 ある意味では当たり前のことです。明治維新以後の日本では「芸術=欧米の芸術の模倣」と刷りこまれてきたのですから。既に誰かが発掘した宝に辿りつくまでの地図をありがたく崇めては先人の歩み通りに進んでよろこんできたのが日本人の芸術なのです。これでは新しい宝には行き当たりません。 発掘されていない宝を手に入れるため、ぼくは次のような五段階の方針をとりました。

@自分の興味ある表現分野を探し、その分野の歴史を徹底的に学ぶ。

Aその分野に興味を持ちはじめた理由を探す。興味の源泉は肯定的なものだけではないから理由を探すとかならず行き止まりになるが、それでも原因を究明する。

B究明し終わるとそれが本当に自分の興味のある表現分野がどこにあるのかを何度も検証し直す。

C興味の検証を終えて歴史を徹底的に学ぶと、宝島に行くための地図が見えてくる。

D地図を解析する勉強に励み、資金を整えて、いざ宝島に出かける航海をはじめる」



芸術起業論・村上隆(著)より)
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村上隆37



「欧米では金銭絡みの交渉でルールが改変されることは日常茶飯事です。(略) ルールを改変された時に「ずるいよ」と言うのではなくて「そうだよね」と言える準備を整えていかないと日本人は欧米特有の社会に対抗できないでしょう。 熾烈な保護主義が欧米にはあるのです。 ビジネスで負けた途端に文化もへったくれもない弱肉強食の舞台が顔を出すわけです。 文化的なレベルとビジネス的なモデルを合体させて時には交渉しなければ突破できないのです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
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2008年01月06日

村上隆38



「芸術家は死後の世界に挑みます。 死後の世界にも注目や尊敬を獲得できるかどうかでマエストロになれるかどうかが判明します。 その意味で芸術家は死後の世界を準備しなければならないのです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
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村上隆39



「徹夜をすることは「地獄っぽく」は見えるかもしれませんけど、地獄でも何でもありませんよね。 芸術における地獄というのは、もっとこう、寝ても覚めても出口も入り口もないねじれた空間なわけで・・・・・そういう芸術の矛盾を抱える苦しさを見ようともしないで「一生懸命」という幻想の中になぐさめを見いだしている場合ではないでしょう。 表現の世界では、みんなが、実現不可能なことに夢をはせては挑戦を続けています。 アイルトン・セナが、超えられない時間の壁に突入していくような種類の挑戦です。 ぎりぎりまでやらないと、ものが見えてこない世界。 集中力と体力がきれたら、すぐに死ぬしかない世界。 でも、この世界に入った以上、みんなが望んでいるものはその「実現不可能なもの」なのだから、何でそこに突っこんでいけないんだよと思うんです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
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村上隆40



「表現の世界の地獄は、前に進むほかに道はありません。 足を突っこんでいながら「アチチチ」とすぐ足を抜くような姿勢は意味がありません。 入ったのならば、先に進んでいかなければならないのです。 地獄の釜に、どっぷり首まで浸かって茹であがんなきゃ! 真っ赤っ赤になるまで茹であがりきらなければ、これまでの日本人がまだ体験したことのない領域になんて行けるはずがありません」


芸術起業論・村上隆(著)より)
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