2008年01月03日

村上隆1



「なぜ、これまで、日本人アーティストは、片手で数えるほどしか世界で通用しなかったのでしょうか。 単純です。

「欧米の芸術の世界のルールをふまえていなかったから」なのです。

 欧米の芸術の世界は、確固たる不文律が存在しており、ガチガチに整備されております。 そのルールに沿わない作品は「評価の対象外」となり、芸術とは受けとめられません。 ぼくは欧米のアーティストと互角に勝負するために、欧米のアートの構造をしつこく分析しました」




「プロフィール」

村上隆(1962年生まれ)


芸術起業論・村上隆(著)より)
posted by 浅草太郎 at 07:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 村上隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

村上隆2



「欧米の芸術の世界に挑戦する人のやるべきことは、運動や娯楽で世界に挑戦する人のやるべきことと変わりません。 勉強や訓練や分析や実行や検証を重ねてゆき、ルールをふまえた他人との競争の中で最高の芸を見せてゆくのが、アーティストという存在なのです。 日本の美術の授業は、ただ「自由に作りなさい」と教えますが、この方針にしても、欧米の現代美術の世界で勝ち抜くためには害になりかねません。 欧米の美術の文脈の下地を把握しなければ、美術の本場に「ルールの違う戦い」を挑むことになり、戦う以前に相手にされないのです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
posted by 浅草太郎 at 08:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 村上隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

村上隆3



「欧米を中心にした芸術の世界で取引されているのは、人の心です。 芸術の世界に踏みこめば踏みこむほど、アーティストの目的は人の心の救済にあるのではないかと感じるようになりましたが、それなら、自分の欲望をはっきりさせなければなりません。 芸術家は、欲望とどうつきあうのかを強く打ちださなければならないのです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
posted by 浅草太郎 at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 村上隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

村上隆4



「ものが欲しい。カネが欲しい。権力が欲しい。女にモテたい。出世したい。 欲望の強さは芸術製作の邪魔にはなりません。むしろ問題は日本の芸術家に強烈な欲望がないことです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
posted by 浅草太郎 at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 村上隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

村上隆5



「ぼくは、三十六歳になる頃までコンビニの裏から賞味期限の切れた弁当をもらってくるような、お金のない時期を経験しました。 酒屋やスーパーマーケットの裏から梱包用の段ボールをもらわなければ、作品ができても梱包発送ができなかったのです。 お金がない時の動きというのはそういうものです。何をするにも異様に時間がかかる。そういう時間を縮めるために金銭の力が必要になるのです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
posted by 浅草太郎 at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 村上隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

村上隆6



「若いアーティスト志望者がまず認識するべきは、アーティストも一人の社会人であり、実社会でタフに生き抜くべきだということです。タフネスこそが芸術家の勝つ秘訣です」


芸術起業論・村上隆(著)より)
posted by 浅草太郎 at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 村上隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

村上隆7



「社会の中で天才として生き続けるのは、ほとんど無理、不可能性が高いことです。 スポーツ選手が綿密な計画と鍛錬を基礎におくように、芸術家は美術史の分析から精神力の訓練に至るまで独創的な作品のための研究修行を毎日続けるべきです。 空飛な発想を社会に着地させるバランスをあやまれば自分の身を吹き飛ばしかねません。 率直な話、アーティストには充分な時間も金銭も用意されていません。 正当な時間や報酬を得て作品を作るには、周囲と自分の関係を醒めた目で把握してゆかねばならないのです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
posted by 浅草太郎 at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 村上隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月04日

村上隆8



「「勤め人の美術大学教授」が「生活の心配のない学生」にものを教え続ける構造からは、モラトリアム期間を過ごし続けるタイプの自由しか生まれてこないのも当然でしょう。 エセ左翼的で現実離れしたファンタジックな芸術論を語りあうだけで死んでいける腐った楽園が、そこにはあります。 世界の評価を受けなくても全員がだらだらと生きのびてゆけるニセモノの理想空間では、実力がなくても死ぬまで安全に「自称芸術家」でいられるのです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
posted by 浅草太郎 at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 村上隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

村上隆9



「文化人の最終地点が大学教授でしかないなら、若者に夢を語ってもしかたがありません。 「今の若い連中のやってることは、だめだよなぁ。俺たちの夢は、こうだったんだぞ!」 大学機構に守られている表現者が夢を語っても、それは本当に夢でしかありえませんから。 今、起業家たちがもてはやされつつも嫌われているのは、夢を実現させているからだとぼくは思うんです。夢があるならこんなふうに現実にすればいいというマネジメントが立証されてしまったら、先生と生徒たちが何十年も飲み屋で酌みかわしてきた夢のような話が一瞬にして無になりますからね」


芸術起業論・村上隆(著)より)
posted by 浅草太郎 at 10:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 村上隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

村上隆10



「差別化をしたら、勝者と敗者が生まれます。 競争社会にいれば、結果が出て、勝っても負けても終わりがくるわけです」


芸術起業論・村上隆(著)より)
posted by 浅草太郎 at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 村上隆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。